足首の捻挫で注意すること

こんにちは。スポーツにおいて「怪我」は付き物ですよね。

多いのが足首の捻挫です。

捻挫とは関節に不自然な力がかかり、そのために関節を保持している靭帯や関節包などが損傷することです。

バスケやバレーではジャンプした後、着地の際に相手の足を踏んで起こります。

踏まれた方より、踏んだ方が痛い思いをすることになります。

漫画でも足首の捻挫はよくありますね。

印象に残っているのは「スラムダンク」というバスケット漫画でキャプテンの「赤木 剛憲 」が捻挫をしてしまいます。

この時のシーンがまさにこの状況でしたね。

足の捻挫で多いのが足首の外側の捻挫です。

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足首の靭帯

足の外側には図のように靭帯があります

この中で特に傷めやすいのが「前距腓靭帯」と呼ばれるものです

捻挫をして足の外側が痛い場合は多くの場合この靭帯を損傷しています

 

足首の捻挫は重症度によってⅠ度、Ⅱ度、Ⅲ度の3段階に分けられています

 

Ⅰ度では前距腓靭帯の一部損傷です

 

Ⅱ度損傷では先ほどの前距腓靭帯の一部損傷か完全断裂が起こります。さらに図にある踵腓靭帯の一部損傷も見られることがあります

 

Ⅲ度損傷ですがこれは前距腓靭帯、踵腓靭帯ともに完全断裂しているものです。

 

Ⅰ度損傷では歩行は可能です。

Ⅱ度損傷では歩行はできますがかなり痛みます。

そしてⅢ度損傷では歩行は困難です。

足の捻挫は放っておいても痛みが引いていくことも多いです。

そのため治療を受けずに放っておかれることも多いです。

しかし、足首の捻挫で怖いのは捻挫した後です。

たとえ痛みが引いたとしてもしっかり治療をしていないと足首に不安定さが残ることがあります。

足首の不安定さは次の捻挫を引き起こしやすくなるばかりか、将来的に足関節の変形の原因にもなってきます。

一度変形が起こると基本的にもとに戻ることはありません。

また、捻挫の痛みが中々引かない場合があります。

この場合は靭帯の損傷だけでなく、軟骨などに損傷が及んでいる場合があります。

もし捻挫をされた場合は大丈夫と判断せず、治療を受けるようにしてくださいね。

今回のブログを書くに当たって久しぶりにスラムダンクを読み返しましたがやはりものすごく面白いですね。

作者の井上さんの凄さを感じずにはおれませんでした。

作中の赤木君は捻挫しながらも試合をしていましたが皆さまは無理をせずにすぐに治療を受けてください。